MemorizeSwitch vs キオクの達人使用状況と統計
最小限の努力で確実に長期記憶へと定着させるための記憶、暗記アプリです。
●主な機能
・ユーザーによる問題作成
・アプリによる出題間隔の自動管理
・PC上で作成した csv ファイルの読み込み
・オンライン上の csv ファイルの読み込み
・進捗状況の表による表示
・学習量と正解率のグラフ表示
・csv 書き出し機能
・手書きメモ機能
●覚えようと努力するほど覚えられない
覚えようとして頭の中で何度もリピートしたり、暗唱したり、あるいは何度も書いたりして頑張っても、三日もすればほとんど忘れてしまいます。なぜなのでしょうか?
それは短期間で何かを覚えようと努力しても、すぐには定着しないからです。覚えるためには“思い出す努力”を工夫して行う方が大切です。
脳は何かを覚えた瞬間から忘れ始めます。そして時間が経つごとに思い出すのに大きな努力が必要になり、そしていずれは完全に忘れてしまいます。
しかし記憶には忘れかけた頃に思い出そうとすることにより、次に忘れてしまうまでの期間が延長される、という特徴があります。
つまり忘れかけては思い出す、忘れかけては思いだす、これを繰り返すことによって徐々に忘れるまでの期間を延長させて、確実に長期記憶へと定着させることができるようになります。
この特徴(間隔反復原理)を利用して思い出すタイミング(復習間隔)を最適化する事によって、より効率的に記憶することができます。
この学習方法をシステム化したものとして、ライトナーシステムという記憶法があります。
本アプリではライトナーシステムの仕組みを基本として、更なるシステムの自動化と拡張によって、従来のカードと箱を使った用法であったライトナーシステムでは不可能であった、より緻密でなおかつ長期間の出題間隔の管理が行えるようになり、より簡単で効率的かつ確実な長期記憶への定着を可能にしました。
●本アプリの仕組み
本アプリでは個々の問題に対して、その習熟度に応じたレベル分けを行います。
各レベルには時間または日数が設定されています。この時間と日数は出題されてから次に出題されるまでの復習間隔です。レベルが上がるほどにその間隔は長くなります。
※各レベルはユーザーによって使用するかどうかを設定できるようになっています。例えば1分の出題間隔が短すぎると思う場合はそれを不使用に設定できます。デフォルト設定(推奨)ではレベル7、9、11が不使用に設定されています。
▼レベルと復習間隔の対応表
レベル1 :1分
レベル2 :10分
レベル3 :1時間
レベル4 :1日
レベル5 :3日
レベル6 :1週間
レベル7 :15日
レベル8 :30日
レベル9 :60日
レベル10:90日
レベル11:180日
レベル12:360日
出題された問題に対して基本的には正解すれば上のレベルに、不正解の場合は下のレベルに移動します。つまり正解率の低い問題ほど頻繁に出題されるようになっています。
※例外的なレベル移動について。①初出題で正解した場合は、そのままコンプリートになります。②正解した問題が、その問題の上のレベルの出題間隔の条件を満たしていた場合、その満たしている条件のレベルを正解したと見なします。例えばレベル1の問題で、出題間隔が一時間以上空いていた場合は、正解時に移動するレベルは4になります。
●学習における最大の無駄
学習における最大の無駄は、既に知っていることを学ぼうとする重複学習です。
例えば問題集を何周も繰り返す学習法の場合、個々の問題には得意、不得意があり習熟度に差が出てきます。
その差を無視して一律に学習を進めることは、本来はもう学習が必要のない十分に習熟されている問題にも時間を割くことになり、結果的により学習が必要な習熟度の低い問題の学習機会を奪うことになってしまいます。
学習の効率化においては、いかにこの重複学習を避けるかがポイントになってきます。
実際にこのアプリで学習をしていただくと、あまりストレスを感じないことを実感できると思います。学習におけるストレスの大きな原因は非効率で無意味な学習によるものだからです。脳がその時点で求めている学習内容を提供することによって、ストレスの少ない学習が行えるようになります。
●漢字の書き取りの勉強法について
本アプリにはおまけとして小学1年生から6年生までの漢字の書き取りの問題集が付いています。
漢字を覚えようとして、何度も同じ漢字をノートに書いたりしている人もいると思いますが、そのような方法はあまり効率的ではありません。
漢字というのは書くものなのだから、書いて覚えないといけないと、思いがちですが、これはただの思い込みです。
漢字は書かなくても覚えられます。
覚えるという行為はあくまで脳内の現象なので、脳で何を行うのかが重要です。つまり書くといった身体的な行為にあまり意味はありません。
本アプリを使えば、ただ頭の中で漢字を思い出そうとするだけで、漢字が書けるようになります。
答えを書き出す必要もありません。答え合わせは頭の中で思い出したイメージの漢字とで行ってください。
そして、間違った、答えられなかったからといって、書いて練習しようとか、あるいは覚えようと努力する必要はありません。
ただ思い出すことだけに意識を集中させてください。
とはいえ、明確にイメージできない場合などは答えを書いた方が手っ取り早い場合もあると思います。
その場合であってもきっちりと書き出す必要はありません、イメージを補完するための最小限の書き出しにとどめてください。
書き出すのはあくまで答え合わせのためであって、覚えるためではありません。
書くという行為はかなりの時間的ロスが発生しますので、なるべく書かない方が効率的に学習できます。
どうしても書いて覚えたい箇所があった場合は、本アプリの手書きメモ機能があるのでそちらを使うと手軽に書き出すことができます。
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このアプリは、ムダにしているスキマ時間を活用して記憶を保持するために開発されたシンプルで使いやすいアプリです。開発者自信が50年前から実践してきた「記憶の鮮度」に従って復習するタイミングを選ぶノウハウをアプリ化したものです。
記憶アプリは他にもいくつかありますが、大別すると次の2つになります。ひとつは、受験用などのコンテンツを提供するためのものです。これはそういうコンテンツを求めている人にとってはいいかもしれませんが、そうでない人にとっては使いにくいようです。
もうひとつは、記憶がいわゆる忘却曲線に従って失われるとし、それをアルゴリズム化して「適正なタイミングで復習」できることを謳ったものです。一見合理的ですが、個別に見ると、記憶はいわゆる忘却曲線に従って失われていくわけではないので、実はこれも効率的ではありません。
覚えやすいものは一度見ただけで1週間以上記憶にとどまるのに対して、覚えにくいものは数秒で忘れてしまいます。いわゆる忘却曲線といわれるものは、たとえば10あるものが時間の変化にしたがって、何個忘れられていくかを表した曲線ですが、私たちにとっては、この10個の中で早く忘れるものは高頻度で、長く忘れないものは低頻度で復習することが効果的な学習法ということになります。つまり忘却曲線は、覚える対象によって大きく異なるので、復習の頻度は個別に設定しないと最適にならないのです。
本アプリは、この考え方にもとづいて、個別に簡単に復習のタイミングを設定できるようになっています。したがってシンプルで応用範囲が広く、動作が速く使いやすいことを特徴とするものです。
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MemorizeSwitch VS.
キオクの達人
1月 1, 2025