ヤマハ事例：Similarwebで「知らないことが何か」がわかる
-- ヤマハのリサーチ手法に学ぶ --
ヤマハ株式会社
世界 180 カ国以上でピアノやギターといった楽器の製造・販売をはじめ、音 楽教室等の運営、音楽・映像ソフトの制作・販売などを展開するヤマハ株式 会社。
課題
競合として認知している企業を定点的に観測す る従来の演繹的アプローチで、本当に市場を把 握できているのかという疑念があった。企業成 長のため、広く製品に興味を持つユーザーのカ スタマージャーニーを、ゼロベースで描く必要 があった。
解決
キーワード検索機能を使いながら、想定しうる キーワード群を独自に作成し分析した。主力製 品であるピアノやギターなどの分析から見えて きたことは、「バーチャルピアノ」や「オンラ インチューナー」といった、これまでの競合定 点観測からは知り得なかったキーワードから流 れ込んでいるトラフィックの大きさだった。デ ジタル世界でユーザーがどこに集まっているの かを店舗と同じように可視化し、その理由を分 析することで、データに基づいた販売戦略を策 定することができた。
導入効果
これまで見えなかったビジネス課題をデータと して見ることができるようになったことで、よ り精度の高い戦略議論を行えるようになってき ており、「ビジネス成長を底支えできている」 ということが SimilarWeb の最大の導入効果と 言える。今後はアプリ利用者の属性とソーシャ ル上の動きを掛け合わせた分析にも利用してい く方針だ。