「海賊版サイト」の実態をシミラーウェブで数値化することで撲滅·啓発活動の原動力を得ています
集英社様による著作権保護という視点からのウェブアクセスデータの活用事例
集英社
『週刊少年ジャンプ』『りぼん』『週刊プレイボーイ』『non-no』などの雑 誌、そして、『鬼滅の刃』や『ONE PIECE』『ちびまる子ちゃん』『キャプテ ン翼』など数々のコミックスで知られる集英社。
課題
2017年ころから急拡大した漫画の海賊 版サイトが、コロナ禍の影響でさらに乱 立状態に。それらの実態把握に膨大な リソースを割いていた。ユーザーのほとんどが海外という翻訳 海賊版サイトも多いため、国をまたい だ調査が求められた。海賊版サイトによる被害の実態がなか なか数値化できず、社会の理解が進ま なかった。
解決
シミラーウェブを使い、海賊版サイトの 実 態をデータと数 値で把 握。アクセス 数上位を獲得しているサイトに、どのく らいのユーザーが流れ込んでいるのか、 定点観測を続けた。「タダ読み」されてしまった量もデータ に基づいて試算。膨大なアクセス数、被 害額を明らかにし、関係省庁や政府と 連携を深めた。
導入効果
データによって海賊版サイトの被害が 客観的に理解され、新聞などのメディア に取り上げられる件数が増加。社会問 題としての認知が広がった。関係省庁、政府に対してデータを基礎 資料として提出。2020年6月に侵害コン テンツのダウンロードを違法とする改 正著作権法が成立した。