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Similarwebアニュアルイベントレポート

Similarwebアニュアルイベントレポート

例年秋に開催して参りましたSimilarwebのアニュアルイベントを、今年はユーザー企業様に限定した夏のフォーラムとして開催しました。

異なる業種業態から幅広くユーザー様をご招待し、課題、活用例、成功例の共有をしていただくなど、ネットワーキングを主軸としたイベントです。

本稿はイベント当日の写真、また濱崎様へ来場者より出た質問に対する回答を記載しております。

ヤマハ株式会社濱崎司様

現在はヤマハ株式会社 情報システム部DX戦略グループに所属し、社内のDXを推進する上で必要なシステムの選定からデータプラットフォームの構築及び社内メンバーへの教育などを手掛けています。

質疑応答

  • 新規事業における組織の課題

質問者様

私は新規事業開発を担当しております。以前からSimilarwebのツールを頻繁に利用しており、その実力を身近に感じています。

特に、レポーティングの効率化や、各部門とのコミュニケーションの質の向上について考える際、 私たちの経理部門、情報システム部門、マーケティング、製造部門など、各部門がこれまでの経験を活かして取り組んできました。

しかし、事業部長とのコミュニケーションでは、情報伝達の課題や認識齟齬が生じることもしばしばでした。

そこで、私からの質問として、Similaewebを導入する前と後で、このようなコミュニケーションの質や情報伝達の点での変化や改善点があれば、ぜひ教えていただければと思います。

濱崎様のご回答

新規事業を日本のビジネスの文脈で考えると、多様な部門との連携が必要となる領域です。

管理系、財務、新商品開発、情報システム、マーケティング…各部門でのレポーティングのあり方や予算の配分、計画の妥当性が大きなテーマとなります。

しかし、現実の業界においては、計画そのものが時として不十分であることが指摘されることが少なくありません。

何がその原因か。

一つの要因として、ロジカルシンキングの欠如が考えられます。計画の妥当性が確認できない、 あるいは経験がないものに対して不適切なアクションをとってしまう。このようなシチュエーションは、データ分析の手法やアプローチに問題があることが多いです。

「誰が悪いか」を探求するよりも、本質的な問題解決への取り組みが求められる時代となってい ます。データの分析においては、単に数字や情報を見るだけでなく、適切な切り口や視点を持 ち、その背後にある事実や課題を深く掘り下げることが必要です。

結論を急ぐのではなく、正確な分析と有効なアクションが求められる現代のビジネスにおいて、 我々はどのようにして真の価値を提供していくべきなのか、その答えを探究するのが重要です。

また意思決定は難しく、特に新規事業の立ち上げや方針転換の際、いかに明確に行動するかは 企業の命運を左右します。

意思決定の本質は、与えられた状況やデータを基に、具体的な行動計画を練ること。

しかし、多くの企業は社内の数値や情報のみをもとに判断を下してしまう。その結果、本来外部に求められる情報やエビデンスが欠如し、アクションを起こす土台が不安定となる。

ここで注目されるのがSimilarwebです。

Similarwebは、外部の情報やデータを取り込み、それをモニタリングすることが可能。従来、イン タビューや口コミなどの限られた手段でしか得られなかった情報を、Similarwebを通して可視化、 分析することができます。

そして、問題の根源は「データがない」という点と、「意思決定できない」というジレンマにある。

Similarwebを活用することで、必要なデータを手に入れることができれば、意思決定のプロセス は格段にシンプルになる。

結論として、意思決定の難しさを乗り越えるためには、適切なデータの収集と活用が不可欠。 Similarwebはその手助けをしてくれるツールの一つと言えます。

また、意思決定のタイミングも重要な要因の一つです。

私が経験してきたことから言うと、何かの判断や行動をするタイミングは、その人そのものの状況や背景、そして上司の意向など、さまざまな要素に左右されます。

ある意味、タイミングが全て。

しかし、正しいと信じる行動や判断がタイミングのせいで受け入れられないこともあります。それがビジネスの現場の現実です。

そのような経験は、私が20年以上にわたり分析の仕事をしてきた中で、様々な上司との関わりの中で学んできたことです。

しかし、こうした現実にめげずに、自身の信じる道を追求することが大切です。何か問題や困難 が生じたとき、その最終的な判断は、自身のプライドや信念に基づくものとなるでしょう。そこには他人の意見を超えた、自分自身の真の価値が問われる瞬間ではないでしょうか。

  • 新規事業における組織の課題

質問者様

医療機器の外資系企業において、デジタル部門を担当する者として、私はマーケティングや営業企画の経験を活かしながらデジタル分野に携わっています。この領域において、外的要因や環境の変化は避けては通れないテーマとなっています。

特に、日本のビジネス環境や市場の収集感、セグメントの動向、そしてトレンドの変化といった要素は、事業の成果を左右する重要なファクターです。

その中で、濱崎さんがやられている事業会社におけるリサーチ手法が、医療業界に特有のセグメント、例えば医師や医療従事者といった対象にも適用可能なのかが気になります。

このような調査手法を用いることで、医療機器産業におけるビジネス戦略の策定やマーケティング活動の最適化に繋がるのではないかと期待しており、質問しました。

濱崎様のご回答

BtoBの業界で考える時、ビジネスを理解するための新たなアプローチとしてBtoBtoCの概念に目を向けています。

具体的には、BtoBの企業が自らの顧客(B)を理解するためには、その先に位置するエンドユーザー(C)の動向やニーズを掴む必要があるのです。

しかしながら、実際のところ、具体的な情報やデータが不足しているのが現状です。例えば、医療の現場で、ある医師が自分の患者を最も理解していると信じているような場合でも、その他(医療や医療以外)に関する詳細なデータは手に入らないことが多いです。

このような情報のギャップを埋めるために、我々の役割はBtoBtoCの全体像の分析と、その情報提供となります。特に、エンドユーザーに関するデータは、BtoBのビジネスパートナーにとって非常に価値があると考えています。

実際に、我々の分析結果をBtoBのパートナーに提供すると、彼らが求めていた情報や新たな要望が明らかになることが多いです。これは、BtoBのパートナーが実際に求めていた情報や知識を補完し、より深い理解を得られるからです。

このようなアプローチにより、BtoBのビジネスがエンドユーザーまでの全体像を把握することができ、より的確な戦略やサービス提供が可能となります。

その際、全ての領域ではないですが、エンドユーザーに関する情報において、やはりSimilarwebは適材適所で必要なデータが取得できていると考えています。

Similarwebのイベントについて

Similarwebで既にご導入にお客様に対するイベントを実施しております。詳しくは、弊社の担当営業までお気軽にご連絡くださいませ。

また事例をベースとしたSimilarwebの導入済、未導入関わらずご参加いただけるセミナーを随時開催しております。

ぜひ、ご参加くださいませ。

セミナーの詳細はこちら
https://www.similarweb.com/corp/ja/webinars/

事例インタビューはこちら
https://www.similarweb.com/blog/ja/case-study/

 

※Similarwebの活用をぜひご検討ください。詳しい情報が必要な場合は、marketingjp@similarweb.comまでご連絡ください。また、無料版からのご利用も可能です。

※Similarwebの活用をぜひご検討ください。詳しい情報が必要な場合は、marketingjp@similarweb.comまでご連絡ください。また、無料版からのご利用も可能です。

by Senzo Tanaka

マーケティングマネージャー

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