2018年2月版 モバイルメッセージングアプリマップ
人気メッセージングアプリに関する投稿では、全体のトレンドは前回と変わらないながらいくつかの変化も見てとることができました。メッセージングアプリの市場は、引き続き、WhatsAppとFacebookメッセンジャーの2大アプリが支配しており、両方合わせて168もの国々で1位になっています。この数字は調査を行った国の89%にのぼります。
トップアプリ
104か国の一番人気アプリとしてWhatsAppは、他のどのアプリよりも多くの国々で1位となっています。しかし、いくつかの国で1位の座をFacebookメッセンジャーに明け渡しており、2016年12月の107か国からは減少を見せました。後者は実際、今年に入って大きな上昇を見せており、2016年12月には58か国でしたが、今回は64か国でトップ人気のアプリとなりました。
その他注目に値するのが、10か国で1位となったViberと、3か国で1位のLINE です。新顔のimo free video calls and chat は、トルクメニスタンとウズベキスタンのバルカン2国で1番人気のメッセージアプリとなり、今年初めてマップに登場しました。今回以下の3つのアプリがマップから姿を消しました:Skype、Zalo – Gọi Video sắc nét 、BBM – Free Calls & Messages
エンゲージメント
エンゲージメントは、メッセージングアプリにとってパフォーマンスを評価するための主要な指標です。WhatsAppは、1位となっている国々での人気が非常に高く、45か国で端末の90%以上にインストールされています。とりわけ、インドではAndroid端末の95%にインストールされ、75%のユーザーが日常的にそのアプリを使用しています。南アフリカのユーザーも、インストール率はわずかに低い92%ですが、インドのユーザーと同様にアクティブです。英国においてWhatsAppは、Android端末の84%にインストールされており、56%のユーザーが日常的に使用しています。
その一方で、Facebookメッセンジャーが大幅に浸透している国は8か国のみで、一番高いインストール率になっているのが91%のフィリピンです。例えば、米国とフランスではその数字は60%前後で、日常的に使用しているユーザーは41%です。
全体として、普及率はモバイルメッセージングアプリの成功を知る上で便利な指標であるといえます。 トップアプリは140か国で端末の80%以上にインストールされており、これは当社のデータセットの74%にのぼります。トップアプリのインストール率が50%以下であったのは4か国のみでした。
これらの数字からは、モバイルメッセージングアプリの1位と2位を見たときに、より興味深いものが見えてきます。Facebookメッセンジャーは、92%の国で、WhatsAppは76%の国で上位2アプリのどちらかに位置しています。両方合わせて合計131か国、調査対象となった国の70%でWhatsAppとFacebookメッセンジャーが、1位2位となっています。
各国の人気ナンバー2メッセージングアプリマップからは、このバーティカル市場を掘り下げるまた別のインサイトが見えてきます。Viberは、ロシアとイラクで強い存在感を見せており、その一方でSkypeは未だにアイスランドやバルト諸国の幾つかの国で存在感を維持しています。
この記事は、2018年2月5日に公開されたMobile Messaging App Map – February 2018を翻訳したものです。
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