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新型コロナウイルスの主要業界インパクトレポート(7月9日)

新型コロナウイルスの主要業界インパクトレポート(7月9日)

最終アップデート:7月4日

新型コロナウイルス の感染拡大で、最も影響を受けやすい業界のデジタルデータからそのトレンドを追跡したレポートの最新版をお届けします。シミラーウェブでは、デジタルデータからわかる消費者およびビジネスのオンライン動向を分析した、グローバルならびに日本の業界別レポートを定期配信しています。第9週目のレポートは、7月4日までのデータを反映して作成されています。

今週の業界別トラフィック概要はこちら。

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いずれの業界も「平常化」へ

2月以降、未曾有のトラフィック増加が見られた食品・フードデリバリーでは、いずれも基準値とする2020年1月時点のトラフィックレベルに収束する動きが見られています。このオンライントレンドは、外出自粛の解除で「平常化」し始めた消費活動と連動しており、中でも食品の買い溜め需要が大きく減少したことに起因すると考えられるでしょう。

同じく2月以降に需要が跳ね上がったオンライン会議システムでも、一時の激しいトラフィック増加は落ち着きを見せ始めています。とはいえ、「ポストコロナ」のビジネス需要という観点からは、今後も「コロナ以前」の水準を上回ったまま推移するものと考えられます。

トラベルおよびイベント関連業界

一方、新型コロナウイルスで大きく落ち込んだトラベル業界とイベント業界でも、「平常化」あるいは「回復」と呼ぶべきトラフィックの動きが確認できます。また例外的なトラフィックの増加傾向が見られる事業者もあるものの、業界全体としてその回復スピードは非常に緩やかで、依然として予断を許さない状況に変わりはありません。

一点、イベント業界で着目すべきはpeatix.comでしょう。6月および7月4日までの直近トラフィックは、イベントサイトとしては唯一プラスへ転向しています。実イベントが次々と中止・延期される中、オンラインイベントやウェビナーなどがそれに取って代わり、そうしたイベントが集客プラットフォームとして利用するpeatix.comは、特需的トラフィックを獲得しているものと考察されます。

都市封鎖解および外出自粛解除後に発生する感染第二波と消費トレンドは密接に関連すると考えられるため、引き続き、各業界への注視が必要です。

本レポート内で紹介されていない業界のトレンドにご関心のある方は、弊社までお問い合わせください。

 

これまでのレポートダウンロードはこちら:

【第1週】(3月26日)
【第2週】(3月30日)
【第3週】(4月6日)
【第4週】(4月11日)
【第5週】(4月18日)
【第6週】(5月2日)
【第7週】(5月16日)
【第8週】(6月6日)

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