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ChatGPT-4とSimilarwebでSEO記事の構成を作る方法

ChatGPT-4とSimilarwebでSEO記事の構成を作る方法

Similarwebの強みは、市場および競合のあらゆるキーワードデータを容易に分析でき、どの業界に限らずともSEO施策を展開できること。

しかし、いざSEOコンテンツを作るとなるとSimilarwebだけでは作れず、その先は“人の力”が必要でした。ただ、これは2022年までの課題。

時は流れ2023年。ChatGPT-4の誕生により、SEOの実務に「ChatGPT-4 x Similarweb」という“機械の力”が入ることにより、“人の力”の課題を大きく改善しました。

今回、「ChatGPT-4 x Similarweb」を組み合わせたSEO記事の構成を作る方法、また、その際の注意点についてご紹介します。

※【解説動画付レポート】ChatGPT4 X Similarweb によるSEO戦略構築と記事作成事例はこちら(事例をご覧いただくには、フォーム入力が必要です。)

【解説動画付レポート】ChatGPT4 X Similarweb によるSEO戦略構築と記事作成事例_サムネ

まずは、SEOの戦略を構築する

SEOのコンテンツを作る前に、まずは下記を整理しましょう。

  • 目的:内容の達成すべき使命
  • ゴール:どのような状態を達成したら目的を果たすのか
  • Who:誰に届けたいのか?
  • What:Whoに届けたいことは何か?
  • How:具体的な内容
  • KGI・KPI:どの指標を追うのか?

上記のフレームワークだけだと「実際、どうやればいいのか?」わからない方もいらっしゃるかと。このような場合、下記のYouTubeの19:05~より、埼玉の太陽光発電設備工事および法人向け電気工事を事業としている株式会社恒電社の成功事例をご紹介しています。

こちらを参考に、自社の事業と照らし合わせてみてください。

SimilarwebとGoogle検索で市場および競合調査

ここから、Similarwebを使い「どのキーワードで戦っていくか?」を選出していきます。具体的には、下記の手順でターゲットに即したキーワード選定を実施。

  1. ターゲットに関するキーワードをキーワードジェネレーターで拡張
  2. フレーズ一致から検索回数の多いキーワードで実際に検索
  3. 上位5~10記事のタイトルに含まれるキーワードを抽出 ※業界や商材によっては、厳密にはh2~3のキーボードも抽出
  4. フレーズ一致のリストを生成
  5. 競合サイトを選定(3~5サイト)
  6. 競合サイトを単独で全て調査
  7. 競合サイトの単独調査から流入キーワードを特定

Similarwebをすでに購入済みの方は上記ステップで行なってみてください。

※関連記事:競合調査の方法 | 明日使えるフレームワーク4選(無料テンプレ付き)

ChatGPT-4で記事の構成を作る

続いて、ChatGPT-4でSEOの構成を作っていきます。さきほどのSimilarwebの調査結果によるキーワードを元に、ChatGPT-4に記事の構成を作ってもらいます。

具体的なステップは下記です。

8.下記のプロンプトを様々な組み合わせで実行 ※英語も実施

あなたはSEOコンサルタントです。弊社は”競合調査に特化したソフトウェア”を販売しています。
下記のキーワードを含んだ、SEOに強い記事タイトルを10個作ってください。
-XXX
-XXX
-XXX

9.個人 or チーム/専門家でタイトルを議論

10.執筆する記事タイトルを下記プロンプトで構成下地作り

“XXX”の記事構成を作ってください。
ただし、弊社の強みである”XXX”が伝わりやすい構成にしてください。

11.個人 or チーム/専門家で構成を議論 → 構成確定

12.自身で執筆 or ChatGPT-4である程度下地を作る

13.完成

実際に、上記のステップを活用したプロンプト事例を、こちらのリンクから見てみてください。

ChatGPT-4を使うのは、STEP8とSTEP10です。それ以外に関しては“人の力”が必要で、本当にタイトルや構成の有効性が高いのか?プロに見てもらう必要があります。

また構成を作った後、実際に文章を書いていくステップについては“人”が書くことを推奨します。この理由については、後述する「注意!全てをChatGPT-4に任せるのは危険」にて解説します。

※【解説動画付レポート】ChatGPT4 X Similarweb によるSEO戦略構築と記事作成事例はこちら(事例をご覧いただくには、フォーム入力が必要です。)

注意!全てをChatGPT-4に任せるのは危険

ここまで、Similarwebでキーワードを選定し、このキーワードを元にChatGPT-4で構成を作っていく流れを解説してきました。

一見「最後のライティングまでChatGPT-4まで任せてしまえばいいのでは?」と思うかもしれませんが、おすすめしません。なぜかと言うと「Googleに低く評価される可能性が高い」ためです。

実際、Googleが公式に発表しているガイドラインのp.39には、下記の記載があります。

4.6.3 自動生成されたMC

少ない努力や独自性で大量のコンテンツを作成し、編集や手動のキュレーションを一切行わないことは、しばしばスパムサイトの特徴です。これを行う一つの方法は、「自動生成」されたコンテンツを使用することです。

基本的なテンプレートを設計し、そこから数百、場合によっては数千のページを作成することで、多くのページやウェブサイト全体を作成することが可能です。これには、RSSフィードやAPIのような自由に利用可能なソースからのコンテンツが使用されることもあります。

これらのページはほとんど努力せずに作成され、ほとんどまたは全く編集や手動のキュレーションが行われません。ページが自由に利用可能なコンテンツを再梱包し、訪問者の体験にほとんどまたは全く注意を払わない場合、その価値はほとんどありません(自動生成されたコンテンツについての詳細はこちらを参照)。

ウェブサイト上の複数のページをクリックして「テンプレート化された」コンテンツを観察することで、自動生成されたコンテンツを認識するのが最も簡単なことがよくあります。一つのページ

から自動生成されたコンテンツを認識するのは難しいかもしれませんので、コンテンツがテンプレート化されていると疑われる場合は、ウェブサイトを探索してください。編集や手動のキュレーションが全く行われず、オリジナルのコンテンツやユーザーにとっての価値が加えられていない自動生成されたコンテンツで構成されたページやウェブサイトは、最低と評価されるべきです。

ChatGPT-4でオリジナリティは出せないため、工夫とEEATに即した確認は必須。

ChatGPT-4は大量のデータを読み込ませ、これらを元に情報を生成しています。

つまり、元のデータにオリジナリティがないと、ChatGPT-4自身でオリジナルコンテンツを作ることはできません。仮に、すでにChatGPT-4が読み込んでいるデータを元に「記事を書いて」とプロンプトを打ち込んだ場合、誰がやってもほぼ同じ結果になります。

故に、オリジナリティはでず、Googleに「これは自動生成されたコンテンツである」と判断される可能性があり、ひいては、コンテンツ評価が下がる可能性があります。

また、Googleはコンテンツ評価に「Experience: 経験」「Expertise:専門性」「Authoritativeness:権威性」「Trust:信頼」の4つを判断基準とすると、こちらもGoogle公式のガイドラインp.26~27に記載してあります。

そのため、Googleに低い評価を受けず、高い評価をもらうためには、何かしらのオリジナリティを入れる必要があると考えます。

キーワード選定のロジックがSimilarwebとChatGPTは異なります。筆者はSimilarwebを優先。

ChatGPT-4でも「スマホに関するSEOのキーワードを出して」とプロンプトを打てば、キーワードを出してくれます。しかし、これらのキーワードが本当に有効性が高いかは不明です。

そもそも、SimilarwebとChatGPT-4ではデータの収集方法およびデータアウトプット時のアルゴリズムが異なります。そのため、最終的なキーワード選定のアウトプットに関して、差が生じます。

筆者としては、SimilarwebのWebサイトに特化した情報収集よりデータ生成しているアルゴリズムの方が、SEOで成果を出すことを目的とした時、目的達成の成功確度が高いと考えます。

このあたりはデータ生成のアルゴリズムをユーザーのみなさんが理解した上で、どっちのデータを元にSEO戦略を組むべきか判断が必要です。推奨としては、ChatGPT-4とSimilarweb、それぞれのアルゴリズムに関して、まずは理解してみることです。

2023年時点では、引き続き個々人が意思決定能力を高めていく必要です。

結局、最後は”人が決める”

ここまで、Googleの評価、データアルゴリズムの注意点を解説してきました。最後の注意点は「結局、最後は”人が決める”」という点です。

下記の図みたく、Similarwebでデータ生成、Googleで実情の確認、ChatGPT-4で構成生成と、テクノロジーのおかげでスムーズかつ短時間でSEOの成功に向けたアクションがとれます。

ただ、最後に「このキーワードにする」「こういう記事にする」「こんなオリジナリティを入れる」と“決める”のは人間です。

そのため、テクノロジーの使用に慣れつつも、引き続き“意思決定能力を高める努力”をしなければならないと、筆者は考えます。つまり、なんでもかんでもテクノロジーに任せればうまくいく、ということはないということです。

“意思決定能力を高める努力”に正解はなく、さまざまな経験や勉強など、あらゆる手段をとらなければならないでしょう。

筆者自身も引き続き、テクノロジーの理解と実務への転用を続けつつも、“意思決定能力を高める努力”に向き合わなければならないと、本稿を記述していて強く感じました。

本稿における、テクノロジーの管理画面を含めた解説動画は下記よりダウンロードできます。ぜひ、ご覧くださいませ。

【解説動画付レポート】ChatGPT4 X Similarweb によるSEO戦略構築と記事作成事例_サムネ

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