【ブロードメディア株式会社】なぜ、メディアの市場・競合調査は必要なのか?Google Analyticsの数字を“生きた数字”にする方法
「外部要因によって弊社のメディアのアクセス数が好調だった時『本当に好調なのは自分たちのメディアだけのなのか?』と、私は疑って捉えます。」
創業以来、一貫してコンテンツ事業に取り組まれているブロードメディア株式会社。
今回、エンタメWebメディア「クランクイン!」の全体管理をされている山崎様に、競合調査ツールSimilarwebを使った”他社メディアの競合調査”についてインタビューを行いました。
自社メディアのアクセス数が好調な時も「なぜなのか?外部要因のおかげでは?本当は課題があるのでは?」と、常に最適解を導き出すべく徹底した競合調査を実施。
その裏側について、伺いました。
なぜ、Similarwebを導入したのか?
━━ 御社の事業と、山崎さまの業務内容を教えてください。
エンタメWebメディア「クランクイン!」という、エンタメ情報やニュースを配信しているウェブメディアに従事しております。
私の業務内容はメディアの全体管理です。弊社が配信しているニュースの分析をしていく過程で、Similarwebを使用しています。
━━ Similarwebを導入頂いた際の背景や目的を教えてください。
弊社のウェブメディアは訪問者数が好調の時もあれば、正直アクセス数が落ちる時もあります。落ち込んだ時の要因が内部要因の時もありますが、外部要因の時もあります。
例えば、WBCが開催されている時。弊社がいくら良質な記事を書いても、ネットには、WBC関連の記事が注目を集め、結果、弊社の記事は埋もれてしまうこともあります。
このような時、外部要因を正確に捉えながらコンテンツ戦略を組まなければいけない課題がありました。
弊社のコンテンツ戦略が合っているのか、はたまた間違っているのか。エンタメ関係の他社メディアの動向を調査しながら戦略を確認したい…そう思ったのが、Similarweb導入のきっかけです。
━━ Similarwebを導入検討されている際、他のツールも比較検討されましたか?
SEO系のツールも検討していました。しかし、SEO以外にも「どのメディアから送客されているのか?」と、リファラル傾向も調査したかったので、総合的に調査可能なSimilarwebにしました。
他社メディアの流入キーワードだけではなく「全体のトラフィックはどれくらいなのか?」「どのようにトラフィックを集めているのか?」を知りたかったからです。
━━ 「エンタメ関係の他社メディアの動向を調査しながら戦略を確認したい」という課題のもとご導入頂きましたが、導入後、解決できていますか?
弊社のメディアと他社メディアを相対的に見たかったので、これらのデータを見れているのは便利です。
例えば、弊社のアクセスやPV数が好調だった時に「他社メディアも伸びているのか?」と、相対的に見ることで自社のパフォーマンスを冷静に捉えられます。
自社のメディアは、本当に好調なのか?
━━ Similarweb導入前は、相対的にデータを見ていましたか?
いえ、できていなかったです。
先ほどのWBCの話がわかりやすいですが、大きなイベントや事件、災害などの外部要因でエンタメメディア業界が全体的に影響を受けることがあります。
この外部要因によって弊社のメディアも好調だった時「本当に好調だったのか?」と、私は疑って捉えます。
弊社が好調だとしても、他社メディアがもっと好調ならば、弊社の戦略に改善するところはまだまだある。
市場全体を引いた目でみれるのは、Similarwebの良さだと思います。
━━ 今年でSimilarwebの使用歴は2年目となりますが、契約更新頂いた大きな理由は何だったのでしょうか?
一番は、客観的に見れる指標が今後なければ「戦略をどうしていけばいいのだろうか?」と思ったこと。
弊社のメディアが扱っているエンタメ系のニュースは、月次でトレンドが変わってきます。「私たちが今、市場全体の中でどれくらい数字をとれているのか?」、客観的に見れなければ正確に自社の現在地を把握できません。
エンタメ系のニュースは、ユーザーの時間を他社メディアと奪い合っています。その中で、トレンドに一番適した記事やネタを出したメディアが、ユーザーの時間を獲得できます。
そういった記事を、相対的に見て出せているのか。
「トレンドに適しているからこそ、相対的に伸びている。」「自社は不調で、他社メディアが好調なら戦略に不備がある。」など、冷静に見ることができるからです。
また、契約更新の理由として「Google Analyticsの数字に付加価値」が出ている事です。
単純な1,000万PVというGoogle Analyticsの数字だけだと、ただの数字でしかない。しかし、他社の数字と比較することで「このままではまずい」「今の方向性であっている」といった同じ数字でも捉え方がSimilarwebを使うかどうかで全く違う数字になる。
ただの数字ではなく、数字が意味を持つ。
結果、記事書いてくださっている編集スタッフまで、数字をきちんと意識したアクションにつながっていることはあります。
━━ 最後に、Similarwebを導入検討されている方々に一言お願いします。
繰り返しですが自社が見ている数値が絶対値ではなく、客観的に見た時「本当にいい結果なのかどうか」が重要です。これはGoogle Analyticsだけではみれません。
本当に、これに尽きます。
※Similarwebの活用をぜひご検討ください。詳しい情報が必要な場合は、marketingjp@similarweb.comまでご連絡ください。また、無料版からのご利用も可能です。
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