【株式会社ビーツ】10倍の工数削減、ROI300%の広告運用…徹底した競合調査の成果とは
「リテール領域の顧客体験を共創する」マーケティング企業である株式会社ビーツ。
その中で、SimilarwebをSEO、広告、そして営業にご利用されている営業本部 ビジネス開発部副部長 深地様にインタビューを実施。
「Similarwebの導入前は手動で競合のキーワードを確認、管理していました。この作業には何日もかかりましたが、Similarweb導入後、今では1日もかからずに済むので工数は感覚的に10倍以上削減されています。」
利益拡大とコスト削減。Similarwebを多面的にご利用され、成果に結びつけている実態について伺いました。
なぜ、Similarwebを導入したのか?
━━━御社の事業について教えてください。
リテールの販売現場を中心に、エンドユーザーや消費者に向けてブランド体験を軸としたソリューションを提供しています。
具体的には、当社クライアントの販促ツール製作や店舗施工、展示会、各種プロモーションなどを行っております。
もう一つの軸としては、リテール領域のDX支援を行っています。サイネージや3Dボディスキャナーといったデジタルソリューションの提供を行っており、これらの2つが現在の主な事業内容となっています。
━━━Similarwebをご導入された背景を教えてください。
実は、かなり前から存じ上げており、Similarweb有償版の導入以前は無料のGoogle Chromeのアドオン機能を利用していました。
有償版への導入にいたったきっかけは、コロナ禍でデジタル化が加速する中、オンライン領域へのニーズが高まり、既存のクライアントへの営業力や提案力の強化を意識していました。
リテール領域においては店頭やリアルの現場での調査を長年行っていたため、現場での知見や調査ルートがある程度ありました。しかし、リテール製品に関するオンライン領域での行動や意識調査が難しく、定量データではない、営業自身の感覚で企画提案を進めることが多かったです。
そのため、正確な情報を得るのに苦労しました。営業の際、数値的なシミュレーションが出せないのも大きな弱点でした。
提案においては、クライアントのウェブサイトへの集客効果を示す提案が必要でしたし、競合企業もそうした提案をしている中でビハインドは感じていました。
そこで、私からSimilarwebを導入したいと会社に提案しました。
━━━無料版と今回ご契約いただいた有料版の違いについても教えていただけますでしょうか。
無料版はサマリー的な使い方が主で、営業サイドとしては最低限知っておくべき情報を網羅できていると感じています。ただ、情報の深堀りや、ユーザーインサイトの把握は今の有料サービスでしかできないと感じています。この点が大きな違いだと思います。
━━━具体的に、Similarwebをどのように利用していますか?
当初はクライアントへの営業、企画提案の際に利用していました。
営業の提案では、インサイト分析が重要です。お客様がローンチしたいサービスに対して、ターゲット設定はされているものの、そのターゲットが持つインサイトの深掘りは難しい。
そこで、Similarwebによる深堀りしたデータを用いて「このメディアと御社の商材は相性が良い」と提案することで、お客様が見据えていなかったチャネルやメディアでの展開や新規ターゲットの開発をご検討いただけるようになります。
具体的には、ニッチメディアやソーシャルメディアを活用するなど、クロスメディアの提案が可能になりました。営業において店頭だけにとどまらず、様々な提案ができたことがSimilarweb導入による大きな成果です。
現在は自社マーケティングに関して、Similarwebを活用しています。
━━━自社マーケティングで、どのようにご活用されていますか?
現在、弊社ではSEO対策としてマーケティングに関する記事制作、オウンドメディア運営を計画しています。
冒頭に申し上げた弊社のサービスをどのように組み合わせて発信すれば、オンライン上で有効なアプローチができるかを検討しています。
当初は広告運用による集客がメインでしたが、現在は自社サイト各ページのオーガニック流入やオウンドメディアを活用した集客を推進しています。
例えば、先日、ポップアップストアに関する自社の成功事例ができたため、このページの訴求をどのように行うかをSimilarwebを介して調査しました。
その際、ベンチマーク企業が設定しているキーワードや集客方法をSimilarwebで分析。全競合サイトを調査し、ポップアップ関連ページURLをChat GPTに入れて、どのキーワードが頻繁に使われているかを洗い出しました。
その結果、自社サイトに必要なキーワードを選出でき、さらに競合が使っていない差別化ができるキーワードを抽出しました。
それを元に営業、制作担当とポップアップストアの運営に必要なキーワードを協議し、オリジナリティを見出すという、他サービスでも転用できるパターンを構築しました。
━━━Similarwebのどのような機能を使っていますか?
一番よく使っているのは、キーワード分析です。
キーワードのデータは、LPを制作する際に必須の指標です。どれくらいの検索回数があるのかは重要ですし、他社にないキーワードをどう広告と合わせてブランディングするかも大事です。
競合対策も含め、キーワードデータはLPと広告のどちらにも活用しています。
また、Similarwebのどの機能というわけではないですが、市場への新規参入社や、またそれらの成長率などを把握しています。
我々のミッションは、家電メーカーや通信キャリア、リテール、ファッション、コスメなど、全ての分野で成功することです。そこで、「この企業も広告出稿を始めたんだ」というように、各業界における競合の情報を常にSimilarwebでモニタリングしています。
キーワード分析をメインに、有料広告のランディングページの分析やキーワードの出稿状況確認等に、Similarwebを活用しています。
工数削減、広告ROI 300%、受注率増加。
━━━Similarwebを活用し、御社の成果に結びついた事例はありますか?
まず、作業工数は感覚的に10倍以上の削減ができていると思います。
Similarwebの導入前は手動で競合の10社~15社の全ページを調べ、キーワードを洗い出し、重要なキーワードの使用回数をサイト内検索で確認し、エクセルで管理していました。
この作業には何日もかかりましたが、Similarweb導入後、今では1日もかからずに済むので工数は10倍以上削減されています。
また、広告のROIも300%以上の成果が出ています。
Similarwebの導入前はキーワードプランナーを使っていましたが、これでは他社の戦略がわからず、苦戦していました。Similarweb導入後は競合の広告戦略がわかり、キーワードを最適化することで成果に結びついています。
このROIは、今回、Similarwebの継続利用および広告費の増加決定に寄与しています。
また、展示会の事業促進にもSimilarwebが寄与しています。
コロナが落ち着き始めた2022年から当社も再び注力し、主力サービスとして復活しました。チームメンバーも増え、広告戦略がうまくいっているのもSimilarwebのおかげです。
今年度は広告だけでなく、自然検索に対応できるようにSEOにも力を入れていく予定です。
先ほど申し上げた通り、我々はリテール領域に強みを持っています。基本的に店頭什器の製作や動画制作、店頭装飾、POPなどの依頼が中心です。
そのため、Similarwebを活用する機会が見えにくいと思われがちですが、店頭だけでなくオンライン上でも活用することが増えています。
例えば、動画を作る際にはオンラインと相性の良い動画を企画提案し、動画を見るターゲット層や新規獲得のための戦略も考えています。
オンラインとオフラインを融合するOMOソリューションの提供というのが当社の目指すところとしています。
━━━最後に、今後、どのようにSimilarwebを活用されていくかを教えてください。
これまでは広告運用を先行して行い、集客を増やしてきました。その後、ウェブサイトのリニューアルやSEOも進めています。今後は、効果が出ている広告と、取り組みを強化しているSEO対策の両方を継続し続けることが必要だと考えています。
広告運用は順調に進んでいますが日々モニタリングを続ける必要がありますし、現在のLPのトラフィックにはまだ改善の余地があります。
競合を見ると、まだまだ自社で取り組めていない部分も多くあります。
我々としては、どの領域においても当然1位を目指すべきだと思っていますし、大手企業と肩を並べるくらい集客と成果を上げることを目標にしています。
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