導入事例

【note株式会社】ブログ市場トップに! 急成長を続けるnoteの取り組みとは?

【note株式会社】ブログ市場トップに! 急成長を続けるnoteの取り組みとは?

今年で10周年を迎えたnoteは、Amebaブログやライブドアブログなどの実績あるサービスを抑え、2024年6月のSimilarwebのデータで国内ブログサービスウェブアクセス数でトップに立ちました。また、国内ウェブサイトのアクセス数ランキングでも14位を記録しました。  

ブログサービスのアクセス数を増やすには、ユーザーフレンドリーなインターフェース、安定した技術基盤、豊富で魅力的なコンテンツなど、さまざまな要因が関係します。ここでは、noteの成長の裏でどのような施策や対策が行われていたのかを伺います。

今回インタビューに対応いただいたのは、note事業本部長/マーケティング&コミュニケーショングループ長の津隈和樹様。新卒で日本マイクロソフトに入社後、フィールドエンジニアとしてクライアントの開発支援に従事。アジアでのアプリケーションコンサルタントを経て、プロダクトマーケティングマネージャーを経験。2020年よりnote株式会社に入社し、現在、note事業ならびにマーケティングの責任者として従事されています。

国内ウェブサイトアクセスランキング

順位 ドメイン 月間セッション数
1 google.com 3,489,768,653
2 docomo.ne.jp 1,865,777,977
3 yahoo.co.jp 1,846,889,535
4 youtube.com 1,258,463,072
5 news.yahoo.co.jp 601,287,406
6 x.com 559,081,984
7 amazon.co.jp 545,892,993
8 rakuten.co.jp 516,050,121
9 wikipedia.org 347,236,798
10 google.co.jp 303,342,528
11 instagram.com 279,632,320
12 pixiv.net 266,236,751
13 twitter.com 234,266,711
14 note.com 219,925,956

計測期間:2024年6月

Similarwebによるnote.comページビュー数の推移

計測期間:直近25ヶ月(2022年6月〜2024年6月)

急成長しているnoteの取り組みとは?

━━━ noteがついに2024年6月のSimilarwebのデータで国内ブログサイトでウェブでトップになりましたね!

ありがとうございます。 noteはミッションである「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」を実現するために、より使い勝手が良く、クリエイターにさまざまなチャンスを提供するサービスとして努力してきました。

おかげさまで、累計4,000万件以上の投稿が集まるサービスに成長しました。

━━━ 投稿数や閲覧数を増やすために、どのような取り組みをされたんですか?

例えば、あらゆるジャンルの作品を対象にした、日本最大級の創作コンテスト「創作大賞」を開催しています。noteに作品を掲載し、規定のハッシュタグを付けて投稿するだけでコンテストに応募できる仕組みです。応募の手軽さやバラエティに富んだ募集部門を用意していることから、昨年は約3万4,000作品が集まりました。

規模も年々大きくなり、3回目を迎える今年は21ものメディアにご参加いただいています。

実は創作大賞は、コンテストに応募しない読者にとってもメリットがあるんですよ。というのも、創作大賞がきっかけとなって意欲的でおもしろい作品がたくさんnoteに集まるので、読者はそれを楽しむことができるんです。

加えて、読者は応募作品のレビューを書いたり、スキをつけたりといったコミュニケーションもできます。

━━━ なるほど。ほかにはどんな施策がありますか?

創作活動を「続けられるようにする」手段のひとつ「収益化」も、投稿数や閲覧数に貢献したといえるかもしれません。noteではクリエイターが自由に値づけをして自分のコンテンツを販売でき、現在、累計15.5万人(2024年3月末時点)もの方が収益を得ています。

対価を支払って読みたい質の高いコンテンツや、コンテンツを提供するクリエイターがnoteに集まっています。ちなみに、noteでコンテンツを購入したことがある方は10年間で累計350万人(2024年3月末時点)。1ヶ月あたりの平均支払い金額は2,683円(※2)になります。

(※2)2023年4月-2024年3月の平均額

━━━ noteのミッション実現には、どのような課題がありましたか?

多くの方にnoteを見ていただくことですね。

noteはだれもが創作を楽しみ、その過程や作品を発表して応援しあう場所です。アマチュア、プロ、個人、法人を問わず、たくさんのひとが集まる、いわば「創作の街」。noteのミッションを実現するためには、街の人口を増やし、いろんなひととの交流やチャンスを生み出さないといけません。

そのためには、訪問者数を増やすという課題がありました。

━━━ 課題解決のために、どのような施策を打ったんですか?

SEO、SNS、メールなどあらゆる角度で施策を行いました。ほかにも記事の推薦ロジックに関しては根本的な見直しを行い、システムの大掛かりな改修を行っています。

テクニカルなSEO対策を実行。推薦ロジックを根本から見直し

━━━ SEO対策について教えてください。

SEOの部署を新たに設置し、テクニカルなSEO対策を行ってきました。検索エンジンへのインデックスを効率的にするクロール対策や、リッチスニペットの導入、ページエクスペリエンスの改善など施策内容は多岐にわたります。もちろん、これからも継続して質を高めていきます。

noteへのオーガニック検索トラフィックの推移

計測期間:直近25ヶ月(2022年6月〜2024年6月)

また、記事の推薦ロジックを根本から作り直すなど大きな開発を行ってきました。さらに、UIをシンプルにしたり、ファンとのコミュニケーションを活性化させる機能を充実させたり、収益化の選択肢を広げていくような新機能を開発したりと、システム全般の改善も日々行なっています。

このような、だれもが創作をはじめ、続けられる取り組みを全社的に行なった結果、Similarwebでのグラフを見ていただくとわかるように、PVが伸びていきました。

もっとnoteを使ってもらうために

━━━ 今後の展望について教えてください。

今後はもっと細かいデータ分析を行いたいですね。例えば、Similarwebでキーワード分析やオーディエンス分析を行い、そこから導き出した施策をシステムに反映させることで、クリエイターのためにさらにnoteの訪問者数を伸ばしたいと思います。

note.comの年齢分布

計測期間:2024年6月

noteはクリエイターがいるからこそのプラットフォームです。クリエイターを最優先に考えた体験設計をすることが、noteの成長につながると確信しています。

推測はやめてデータ分析から始めましょう

SEOやコンテンツ施策のための実用的なインサイトが得られます

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by Senzo Tanaka

マーケティングマネージャー

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